脱毛サロンや医療機関で脱毛を行うとわきがになる

脱毛サロンや医療機関で脱毛を行うとわきがになるという話、どこかで見聞きしたことのある方は多いのではないでしょうか。
またその反対に、わきがの方が脱毛を行うとわきがが改善されるという話もありますね。
では、これらの話はどちらが本当なのでしょうか。

 

脱毛サロンで脱毛するとわきがになる!?

まず、脱毛サロンでわきがになるという話は真に受ける必要はありません。というのは、これに対する確固たる医学的な根拠は存在していないからです。
わきがの原因は体質によるところが大きいと考えられ、両親のいずれかがわきが体質だった場合では約50%、両親ともにわきが体質だった場合では約80%という高い確率で、子供にその体質が遺伝するといわれています。

 

また、わきがは脇汗が原因であると考えられがちですが、わきがの本当の原因は汗そのものではなく、汗と同時に毛穴から分泌される脂質や糖質、タンパク質などを餌とする、コリネバクテリウムや黄色ブドウ菌の繁殖によるものです。
なお、わきがの原因菌が好むのはアポクリン線から分泌される汗や分泌物であり、エクリン線からの分泌物はわきがに影響を与えないと考えられています。

 

では、脱毛を行うとわきがが改善されるという説は本当なのでしょうか。

 

わきがは脱毛で改善される!?

脱毛サロンの脱毛は永久脱毛ではありませんが、医療機関で行うことができるニードル脱毛は永久脱毛と呼ばれ、この方法でわきのムダ毛処理を行った場合では、わきがは軽減されると考えられています。
それは、絶縁針から流される電流によって毛根組織を凝固処理することにより、その周辺に存在しているアポクリン線にもダメージを与える可能性があるという根拠に基づくものです。

 

わきが治療には、剪除法(せんじょほう)や皮下組織吸引法、電気凝固法などがありますが、電気凝固法は、わきがの臭いの発生源であるアポクリン線を電気で凝固処理する方法で、ニードル脱毛による毛根組織破壊の原理と似通っています。
これらはまったく同じ治療ではありませんが、毛根組織を広い範囲で凝固処理すると、その処理に紛れてアポクリン線もダメージを受け、わきがが軽減されるということは十分に考えられます。
ということは、脱毛でわきがが軽減される可能性があるという話は、どうやら本当のようだと判断することができますね。
ただし、脱毛サロンの光脱毛は永久脱毛ではありませんので、わきがが軽減されるかどうかについては、医学的な根拠が存在せず、なんともいえないところではあります。